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ぼーちゃんの痒がり 疥癬症か皮膚炎か?

小さい時から痒がっているぼーちゃんです。

例えば、寝て起きた時、ソファから立ち上がった時など、

体制が変わるとカキカキする時があります。

しかし、その時かいている部分を見ても、赤みや湿疹があるわけではありません。

皮膚炎ではなく、「クセ」もあります。

ところが、

伊豆から戻って頻繁にカキカキするので痒い所をよく見ると、

小さな斑点がありました。

伊豆で何か草にかぶれたか?

 

これはもしや?疥癬症??

ハイ!

ほさか動物病院の登場です。

相変わらず激混みです(笑)

赤みのある場所を剃って診察です。(写真)

実は、疥癬症は検査しても発見できない場合が多いです。

もちろん皮膚を少し削って顕微鏡検査をしてもらいましたが、ヒゼンダニは発見できなかったそうです。

そこで、治療法としては、見込み治療とも言えます。

 

①抗生剤セファレキシン250mg×2 朝、夕

ステロイドのプレドニゾロン5mg×1 朝のみ

②注射、イベルメクチン

①は皮膚炎の処方ですね。

②は疥癬症の処方ですね。

②のためにフィラリア検査

★イベルメクチンは昨年からアビガン同様コロナの治療薬として治験が行われていました。

イベルメクチンの投与をするのに、なぜフィラリア検査が必要?なのでしょうか。

それは、陽性の場合、アナフィラキシーショックの可能性があるからです。

陰性であれば、普通に投与できます。

 

さて、診察直後は、①の飲み薬のみ1日(3回分)の治療です。

次の日、痒みが少なくなれば、疥癬症の可能性は低くなります。

①の飲み薬だけの治療でも良いのですが念のため

②のイベルメクチンを少なめに投与し、1週間後の状態をチェックすることにしました。

 

こう言った治療方針についてもしっかり相談できる獣医って凄いんですよ。

獣医に任せきりにしていませんか?しっかり納得して治療してもらっていますか?

 

診察日から3日目ですが、

剃った部分の赤みやボツボツもほぼ無くなり、

結局、皮膚炎の可能性が大です。

小さく黒く見えているところを小さなかさぶたです。

1週間後にイベルメクチンの再投与は不要です。

飲み薬は状態が改善されれば、6日目から半減させ、その後5日経って様子を見ます。

状態によって完治、または半減で継続か判断します。

 

我が家には人も含めて常時薬を在庫していますので、

飲み薬に関しては先生の指示のもと、種類・用量を相談させてもらっています。

犬専用の薬もありますが、ほとんどの場合人間用の薬を治療に使います。

個人輸入などで入手していれば、長期にわたる投薬については節約できます。

でも、素人の自己判断だけで投与は危険な事もあります。

 

今回はこんな症状ではこんな薬こんな手順治療すると言う事を報告します。

同様な症状があるわんこは是非獣医にかかってください。

 

 

 

 

 

 

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3 Responses to “ぼーちゃんの痒がり 疥癬症か皮膚炎か?”

  1. fu より:

    昨日再診に行ってきました。
    状態はとても良く、完治と言っても問題ありません。
    薬は、飲み薬のみ継続、当初の半減の半減で5日程続けて終了です。
    イベルメクチンの再投与は止めました。

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