愛犬の死に直面してどう考えますか?
何頭も見送ってきた我が家にとっても、
それはそれは愛犬の死は悲しい出来事です。
我が家の結論として、できるだけ自然に死を迎えさせたいと考えます。
大型犬で初めて飼ったゴールデンは、やはり癌で3か月間抗がん剤を投与し、
必死に延命しました。3か月間で100万円位使っています。
が、
それは飼い主のエゴにしか過ぎませんでした。
死の直前に、家の庭の奥の隅にそのゴールデンがうずくまっていました。
「そんなところに居ないで!」抱きかかえて部屋に連れてこようとすると、
一度も噛んだ事のないその子に血が出るほど噛まれました。
一瞬?え??
と思いましたが、以前聞いたことがありました。
犬は自分の死期を把握していて、死に場所を探して留まると。
つまり、それを飼い主の私が邪魔をしたわけです。
飼い主に死に目を見られたくない一心で隠れたのに、なんてことするんだよ!と示されたのです。
その後まもなく、危篤状態で獣医に連れて行く間に私の腕の中で無くなりました。
この事から、延命はやめようと決めました。
完治できそうであれば、手術も行います。
年齢的なものもあります。
死を迎える段階で、何が一番良い選択なのかを、都度考えます。
メイちゃんの場合は、9か月前の血液検査では全く異状がありませんでした。
ところが、が先月癌ですよね。もう転移が多く手術には向きません。
抗がん剤で延命は可能でしたが、抗がん剤の苦痛と、年齢と、病院の往復など、
わんこにも飼い主にも負担です。
犬の1年は、人間の5倍~7倍速く進みます。
大型犬は7倍です。
つまり、9か月前というのは、5年3か月前に相当します。
人と考えるのであれば、突然癌になったわけでもなく、普通の事ですね。
そして、進行も早い!7倍速い!
それを考慮すると、最後に飼い主と一緒に過ごす時間を大切にするべきだと思います。
苦しんでいる姿を見るのは辛いです。
ですから、痛みは取ってあげることです。
安楽死も我が家は選択肢ですし、実際前の子は獣医と安楽死の予定を立てていました。
しかし、その前日に亡くなっています。
初めて飼ったわんこが亡くなる事はすごいショックです。
立ち直れません。
が、
直ぐに次の子を飼った方が良いです。
または、飼うために犬カタログ見たり、検索したり、道具を揃えたり。
それでも良いです。紛れます。
非科学的なことを言いますが、
亡くなって間もなく飼ったわんこには、
亡くなったわんこが盧っている事がしばしばあります。
特に感じるのは、前の子の名前を呼ぶと振り向く、来る、同じしぐさをするなど、
感じる事があります。
あ~、いるんだなぁ~って思います。
前の子の名前を呼んでこちらに来たら、一緒にいてくれてありがとうね。とか、
この子に家の事を教えてあげてね。こんなところに一緒に行って楽しかったよね。とか。話したりします。
段々前の子の名前を呼んでも来なくなってきます。
飼い主の笑顔があふれてくると、スーと、抜けていく感じがします。
そういうものです。
いつまでも悲しがっているのは、間違いです。成仏できませんよ!(笑)
そう言っても、次の子が来るまでは時間があります。
その穴を埋めてくれるのは、もう一匹のわんこです。
つまり、多頭飼いをお勧めします。
悲しい気持ちは半分以下になるでしょう。
実際我が家ではそうしてきました。
形あるものいつかは・・・「諸行無常」です。
飼い主のエゴではなくて、最後のわんこの言うことを聞いてみましょう。