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ボルゾイを考えよう!(北海道噛みつき事件)

北海道で女性を噛んでしまった報道がありました。

とても残念です。

 

今一度ボルゾイはどういう犬か?どう育てるか?を考えてみましょう。

 

ボルゾイはロシア貴族の犬で、オオカミ狩りに使われていました。

中世の話です。

それも狼を複数で追って追い詰め、人が狩りを行う様な存在です。

実際、オオカミの方がボルゾイより強いです。顎の力も比になりません。

その本能が残っています。

サイトハウンドというグループです。

目で動くものを追う事が本能です。

視力は2.0以上はありそうです。(感覚的に)

足が速く、50km以上は出ます。

足は細く折れやすい、流線型のフォルムから胃捻転などに陥りやすい。

頭はとっても悪い。顎の力が弱く、顎が狭いので歯の病気になりやすい。

寿命は大型犬にしては長生きで10歳以上、オズは14歳5か月でした。

もちろん個体差はあります。

 

どこで買える?

↑↑↑↑↑写真クリックで40枚以上切り替わります

ペットショップでもまれに居ますが、ほとんどブリーダーからの購入です。

価格は15万円から50万以上です。

50万以上のボルゾイはショードッグ系なので、チャンピオン系の血統です。

ショーに出す意思がなければ30万円前後のボルゾイでも良いでしょう。

ぼーちゃんのブリーダーはブログの右側に紹介があります。(デスクトップ用)

 

さて、できるだけ、生後2か月前後の仔犬を手に入れてください。

なぜなら、4か月もすると自我が目覚めてしつけが大変になります。(ぼーちゃん4か月でした笑)

トイレや、簡単なお手お座りなど、できないものと思って飼ってください。

1週間位でトイレを覚えたかと思ったら、突然できない、お手もできなくなっちゃう。

そうなんです。折角覚えても忘れちゃうのがボルゾイです。

我が家の様にノーケージ、家中フリーとなると、それ相当の覚悟がいります。

ベッドの上にドンとウンチ、おしっこは当たり前、スリッパ、靴、リモコン、いくつあっても足りません。

ゴールデンクラスが5か月で覚える事が、年単位でかかります。

特に、生後9か月前までは、何もできないと思ってください。

体の大きさに比べ、脳の発育が追い付かないのがボルゾイです。

もし、優秀で色々覚えてくれる子なら、その子は頭が非常に良いと、優等生でだと思ってください。

9か月前後まではとにかく一緒に遊んで信頼関係を築きます。

忘れるの当たり前、昨日できても今日はできない、次の日もできない、当たり前ですよ。

毎日毎日同じことをじっくり繰り返して覚えさせます。

散歩も年単位でかかります。ちょっと上手にできたからと言って、リードを緩ませたら終わりです。

直ぐに飛んで走っていなくなります。

我が家でも3回位散歩途中で居なくなりました。(このころ電子リードがあれば良かった)

電子リード(吠え防止グッツ)は本当に役に立ちます。

リモコンでブルブルしたり、ビリビリさせたりできるので、本能を制御できます。

他に、ピーピーと音も出るので、トレーニングによっては呼び寄せる事もできます。

ぼーちゃんはピーピー=おいでです。

毎日毎日の継続が、ボルゾイを育てる秘訣です。近道はありません。ダメもとで何年もかかるつもりでトレーニングします。

以前にぼーちゃんは右と左が分かるという動画をUPしましたが、ノーリードから左右は1年位かかっています。

近道は無いといいましたが、少しでも負担を軽くするには、単独で飼うより、先住犬の大型犬が居ると良いと思います。

先住犬が2歳から5歳くらいまでにボルゾイを飼います。

大型犬の経験の無い方は、ゴールデンやスタンダードプードルなど、頭の良い犬をお勧めします。

頭の悪い犬では単独でボルゾイを飼うのと同じになってしまいます。

先住犬が仔犬を育ててくれます。まぁ、一緒に遊んでくれるので、家具や、リモコンの被害も少ないです。

経験上、先住犬は男の子の方が面倒見が良いような気がします。

女の子はやきもちや、飼い主への独占欲が強い傾向があります。

特に、昼間、仕事で留守がちな家は、先住犬の存在は大きいです。

もちろん、家にいつも誰か居るのであれば、単独でボルゾイを飼っても大丈夫でしょう。

トレーニングを人任せにしてはいけません。トレーナーが1番、飼い主が2番では、本来の関係性ではありません。

トレーナーに方法を享受していただき、自分で教え込んでください。

 

言い聞かせて分かる犬ではありません。しっかりしつけて大きくなれば、聞き分けも良く、ゆったりと過ごせます。

が、3年位は無理!ダメな事は「脅かす」「叩く」です。歯をむいて反撃もします。怯まず、力を示さないといけません。

手を噛まれて流血することもあるでしょう。

そうならないように、幼少の頃にしっかり上下関係を分からせ、この人には歯向かえない、でも遊んでくれると言う関係性を構築します。

棒でたたいたり、ぐーで殴ってはいけません。叩くのは平手です。自分も痛みを分けないといけません。

特に、歯を剥く事はケガをさせるに結びつくので、どんな事があっても阻止します。

ボルゾイだけでなく、大型犬は絶対に噛ませてはいけないのです。

幼少の頃からしっかり叩き込みましょう。

 

それでも飼ってみますか?

 

あなたの覚悟ができたら飼ってみてください。

 

私は、ボルゾイを飼いたいから、飼うまで15年かかりました。自分の中で、大型犬の知識やトレーニングを身に着けて、自信をもってボルゾイを飼う事になりました。

それでも実際は大きく裏切られた犬種です。(笑)

初代のボルゾイ「オズ」は頭の良い子だったので、まだ良かったです。生後50日でやってきているので、しつけもぼーちゃんに比べれば楽でした。

我が家にやってきて初日、ご飯を食べている横から手を入れると、「ウー!」と言ったので、ぱこ~んと叩かれていました。

きっと初めての出来事だったのでしょう。「キャン!」と目の色が変わった瞬間です。こういうのが大事なんですよ。

 

スパルタ教育は必須です。なんて言っても頭の良いランキング137位ですからね。(笑)

 

れあくんを怒っていると、自分の事だと思って、一緒に小さくなっているぼーちゃんが笑えます。

ぼーちゃんのしっぽを引っ張ったり、体当たりしたりするので、大きな声で怒ると、「自分は大丈夫だから怒らないで!」ってぼーちゃんが間に入ってきます。

弟思いのいいヤツです。微笑ましい!

ぼーちゃんをいっぱい褒めてあげちゃいます(笑)

 

ぼーちゃんもうすぐ7歳!素敵なボルゾイに育ちました!!やれやれ・・・

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