今日は真面目に褥瘡(じょくそう)対策。
オズが寝たきりになってから、1年近くなりました。
最初はフランスベッドのソファベッドを広げ、マットレスにシートを敷き、
寝たり起きたり、自分で寝返りしたり、ベッドから落ちたりと、歩けないだけでベッドの上では縦横無尽。
そのうち寝返りもできなくなると、褥瘡(じょくそう)が出来始めました。
褥瘡とは床ずれのちょっと痛そうな感じです。
介護関係者は良く知っている言葉ですね。
人間の治療を参考に、色々試しました。
その前に、褥瘡が直接シーツに当たるのも原因ですから、
床ずれ用のクッション、
ペティオの老犬介護用 床ずれ予防クッション ドーナツ型 大を使用していました。
これを下に敷き、
ガーゼに薬を塗って貼ってみました。
ガーゼは100均でも売っているような、傷に付かないタイプです。
薬はゲンタシン、テラマイシン、コーフルなど。
正直、治るまではいきません。
感染度合いが進まない程度です。
その後、ケアリーブ、傷パワーパッドなどを試しましたが、
膿が吸収度合いを越し、絆創膏の脇から出てしまいます。この系統は剥がすときに損傷が大きく、
返って悪化してしまいました。
現在一番良い方法はというと、
まず、床ずれクッションを専用に作りました。
ペティオのでは小さすぎでした。その上、真ん中が空洞ではないので、褥瘡が当たります。厚みも薄いので改良したものを作りました。
(というか、作ってもらいました(”◇”)ゞ)
左がペティオのクッション、右が作ってもらったクッション。
これをどうするかと言うと、
オズの褥瘡に当てます。
実際には下側に当てるわけですが、わかりやすいように空間側で説明しています。
褥瘡とクッションの間に、トイレシーツを敷きます。
何度も言いますが、実際にはベッドに当たる側です。
トイレシーツを敷くことによって、膿がシーツに吸収されます。
褥瘡の状態はこんな感じですね。
日に4回位、寝返りを行っています。
褥瘡に毛が入るのも良くないので、周りはバリカンでカットしています。
ガーゼや、ケアリーブなどは、そのものから溢れた膿が、毛に付き、それが固まったりします。
抗菌したいのに返って悪化させます。
ケアリーブはラップ効果を狙ったものですが、人と違い皮膚が露出しているわけではないので、
全ての毛を剃って、ツルツルにしないと効果が無いでしょう。
その上、骨ばっている箇所なので難しいです。
試行錯誤の結果として、
①褥瘡の周りの毛を刈る。
②トイレシーツを被せる。
③クッションを当てる。
④日に4回ほど寝返りをさせる。
⑤薬は塗らない。
*最初、褥瘡が悪化している場合は、コーフルを褥瘡に塗るか、ガーゼに塗って褥瘡に当てシーツを被せるといいでしょう。
⑥空間側(上側)は何もせず空気に当てておく。
コーフル
徐々にですが、褥瘡の周りから皮膚が再生されてきています。
完全には治らないかもしれませんが、状態はかなり良くなっています。
全ては個人の感想ですから、同じことをする場合はいつものように自己責任です。
お役に立てれば良いのですが・・・・・