クライスラーイプシロンが手に入りました
クライスラーイプシロンが手に入りました。
とりあえず一時抹消なので保管中ですが、
今後はこの車に乗り換えるか、売ってしまうか?
まぁ、エアコンが全くNGなんですよねぇ。外車なのでエアコンを修理するには高額修理です。
ガス漏れだけでは手放さないでしょうから、きっと重症です。
原因を探ると、
コンプレッサーがロックしてすでに割れていました。
外した図
緑色の脇に線が入っていますがクラックです。
簡単に言っていますが、初めての車種なのでコンプレッサーが原因と結論が出るまで試行錯誤です。
蛍光オイルを入れて原因を探った跡がありました。UVを当てると飛び散っています。パイプの周りにも飛んでいたのでまずはOリング交換です。
真空引きしても反応なし、一旦ガスを少し入れるとコンプレッサ周りでシュー!
これは間違いないかなぁ。。。ガッカリ・・・
エアクリーナー取るにも、ホースバンドがへんちくりんなタイプなので(カシメタイプ)再使用はできなくもないけど無理。
ベルトアジャスターのテンションを緩めるにも、工具が入る□穴の大きさが特殊。9.5角でもなく6.35角でもない、測ると7.1mm角!
写真の赤→の間ですね。
ナニコレ?使わないアダプターをサンダーで削り、7mm角にして外したました。次に使うときは簡単です。
クライスラーと言ってもイタ車(イタリア車)です。フィアットベースです。500等の姉妹車です。元々ランチアイプシロンとして販売しています。
統合があったり、複雑な過程があってクライスラーイプシロンです。なぜ?が知りたい方はwikiで調べてください。
コンプレッサーを外すには、手が入るためにエアクリーナー、インテークパイプを外します。
コンプレッサーパイプ2本も本体から外しておきます。
バルクヘッドスペースを確保するためにバキューム配管や配線、ブラケットなどを外しておきます。
本体はバルクヘッド側からボルト3本止まっているだけなので、手が入ればそう難しくはありません。
バルクヘッド側から見た図
右のボルト穴とその下(写ってません)に1本ずつと向かって左側に1か所、計3か所にボルトで留まっています。
コンプレッサーは外れた状態の図です。
工具に制限があるので、私は13mmの平板ラチェットで外しました。
エアコンについているコネクターは本体をブラケットから外してから抜き取れます。
新品のコンプレッサーもコネクターを先に刺してブラケットに取り付けます。
その前に旧品と比べてみましょう。
若干形が違っています。クラッチ部分も違います。コネクター位置も違いますが形は同じです。
簡易的ではありますが、エアコンの配管の低圧側からエアーを送ってゴミを飛ばします。
実際は目に見えません。これで配管掃除?です。
配管にOリングを取り付け、本体に付けますが、必ずCRCでOリングを濡らしてください。
押し込むときによれたら困ります。
エアダクトなどのパイプバンドが特殊なので、変更です。50mm-70mmのステンレスバンド2個で対応できました。
エアコンがロックするのはオイル切れがほぼ原因です。
エアコンが効かない、ガスが無い、スタンドでガスだけチャージを繰り返すと、オイルが足りなくなります。
ガスチャージの時はコンプレッサーオイルも追加した方が無難です。
さて、ガスチャージです。
我が家にはチャージキットや真空引きコンプレッサーがあるので簡単です。
マニホールドゲージにつなぎ、真空引きを高圧、低圧共に開いてします。
下限界まで真空になって5分ほど経ったら、
バルブを閉め、真空引きを止めます。
15分程経ってみると、真空状態のまま維持されています。
エンジンが掛かるように元に戻します。
真空状態はそのままです。
まずは、オイルチャージをします。
マニホールドゲージつなぎ、パージして高圧側を開けて吸ってもらいます。
全部は吸わないのでバルブを閉めて、エアコン最大にして、エンジンを掛けて低圧側をオープン、残りが吸ったらバルブをしめガスにチェンジして、パージ、低圧側を開けチャージします。
追加の缶にチェンジしていきます。
200gの缶なので3本入れると多く、2本だと若干少ないですが、2本+PAG50g(ガスは40g、オイル10g)で終了します。
後日他の車もチャージするので余ったら追加します。
チャージの説明が簡易的になっちゃいましたね。まぁ、YouTubeなどをご参考に!
ばっちり直りました。
*コンプレッサーはヤフーショッピングで44,000円でした。新品互換品です。
フィアット500系と互換があるのでそちらを使用しました。
メモ:エアコンガス缶重量
286g(ガス200g 缶本体86g)±2g程度あり
ワンタッチアダプター112g